「ユーザーもまだローカル5Gのビジネスシーンについては模索している段階ではないか」。BBバックボーンで専務取締役を務める播口仁朗氏は、ローカル5Gサミットの講演冒頭、このように語った。
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BBバックボーン 専務取締役 播口仁朗氏 |
「超高速大容量」「超低遅延」「多数同時接続」といった特徴を持つ5Gによって、プライベートネットワークを構築できるローカル5G。ただ、実際に導入が始まるのはこれからで、どういうメリットがあるのか、まだよく分からないユーザーも多いだろう。
そこで参考になるのが、すでに商用化されているLTEベースの自営用通信規格「sXGP」だ。播口氏は医療機関などで導入の動きが活発化しているsXGPを例に、セルラー技術でプライベートネットワークを構築するメリットを解説した。「医療機関だけではなく、様々な業種業態での課題解決の参考になるのではないか」