OKIは2019年12月5日、中小企業向けに提供しているオフィス・コミュニケーションシステム「CrosCore」の新シリーズとして、600人規模のオフィスまで対応できる中規模向け「CrosCore2 XL」の販売を開始した。
OKIはこれまで、400人以下のオフィス向けにCrosCoreのS/M/Lタイプを販売。CrosCore2 XLの発売により、さらに従業員数の多い中規模オフィスにもカバー領域を広げた。
オフィス・コミュニケーションシステムのカバー領域
同社によれば、中規模領域のオフィス・コミュニケーション市場では、コミュニケーションスタイルの変化により、機動性の高いFMCサービスやスマートフォンを利用するケースが増加しており、多機能電話機など専用端末の使用台数は減少傾向にあるという。これに伴い、専用端末の接続を重視した、比較的コストの高いPBX領域の商品よりも、ビジネスホンのような手ごろな価格で取り扱いやすい商品を求める声が高まっているという。
CrosCore2 XLは、従来のCrosCore Lタイプの2倍の多機能電話機やIP電話機、コードレス基地局を収容できるほか、コードレス電話機の最大収容数も約30%拡充した。また、昨今「働き方改革」の観点で活用が増えているボイスメール機能に関しても、同時通話録音数を従来の「CrosCore」の2.5倍に拡張している。
提供開始は2020年2月3日からで、標準価格は従業員数600人クラスで1500万円から(税抜)。今後3年間で累計1000万台の販売を目指す。