最新の無線LAN規格「IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)」のサポートが、いよいよ企業向けアクセスポイントでも始まっている。早速導入したのが米ジョージア州の「Forsyth County Schools(フォーサイス群教育学区)」だ。同学区には小学校から大学まで、約42の建物があり、5万人以上の学生が在籍する。各拠点を繋ぐ巨大なネットワークは、エクストリーム製の約4700台のAPで構成されており、一部にWi-Fi 6対応の新型を導入済みだ(図表)。
図表 フォーサイス導入事例
複数デバイスの同時接続やデバイスのバッテリ寿命の長さなどが特徴のWi-Fi 6の導入は、「今やるか、後でやるかの二択です」。同社の韓斌氏はこう説明したうえで、「予算を確保できれば、Wi-Fi 6の導入で革新的なイメージをアピールできます」と続ける。