三菱地所とソフトバンクは2019年3月11日、5Gを活用した防災訓練の実証実験を、東京・丸の内エリアで実施した。5Gを活用した防災訓練は日本初だという。
実証実験では、ソフトバンクが開発した可搬型5G設備「おでかけ5G」を大手町ビルに設置。2カ所の避難所にあるIPカメラの映像を5Gで伝送し、MEC(Multi-access Edge Computing)サーバーでAI処理した。
これにより、避難者数やその性別・年代、混雑状況、救護者の顔認識による識別などが、モニタールームでリアルタイムに可視化できたという。
実証実験の概要
三菱地所とソフトバンクは、避難所でのオペレーションが高度化・省力化でき、混雑具合に応じた適切な誘導や人員や物資の適切な配置など、非常時の判断や対応を円滑に進めることができるとしている。
モニタールームで可視化した、避難者数と救護者数(サポート人員)の
判定情報および顔認証による救護者の識別情報