A10ネットワークスは2019年2月1日、モバイル通信事業者のセキュリティ強化、5G、IoT対応を支援する「5G Gi-LANソリューション」が2018年後半までに、大手5社の5Gネットワークで採用されたと発表した。
「A10 Thunder CFW」に搭載された5G Gi-LANソリューションが、アジアおよびEMEA (ヨーロッパおよび中東、アフリカ)各国の通信事業者で採用された。
同ソリューションは、Gi LANにおける管理の効率化や遅延の短縮のために、CGNATやステートフルファイアウォール、アプリケーション可視化等のL4-L7機能を統合したもの。アクセスネットワークやローミングパートナーから流入するGTPベースの攻撃からGi LANを防御するGTPファイアウォール機能や、アプリケーションの可視化・制御、トラフィック制御等の機能も備える。
A10ネットワークによれば、5Gネットワークでは同時セッション数の増加や高度な信頼性、1秒あたりのコネクション数の増加に対応するための高い性能が求められるため、従来のファイアウォールにないトラフィック処理性能が必要となるという。同社の5G Gi-LANソリューションがその要件を満たすことから採用に至ったとしている。