IIJ、法人向けフルMVNOに国際ローミングオプションを追加

インターネットイニシアティブは2018年7月31日、フルMVNOとして法人向けに提供しているモバイル通信サービス「IIJ モバイルサービス/タイプI」に、海外でデータ通信が可能な「国際ローミングオプション」を追加すると発表した。同日から提供開始している。

フルMVNOとは、コアネットワーク設備の一部である加入者管理機能(HLR/HSS)を自社で保有・運用することにより、独自の契約形態などを提供できるMVNOのこと。IIJ モバイルサービス/タイプIは、NTTドコモの回線を用いて提供している。

今回発表した国際ローミングオプションの特徴はまず、データ通信量の上限値を設定しておく「上限キャップ機能」を利用できること。通信量が管理者側の定めた上限に達すると、通信は切断されて接続できなくなる。これにより、使い過ぎの抑制が可能だ。

また、接続先を限定できる「IIJ モバイル Biz+サービス」や、閉域接続を実現する「IIJ ダイレクトアクセス」、「IIJ モバイル大規模プライベートゲートウェイサービス」と連携できる。このため、国外でも国内と同じセキュリティーポリシーで通信することができるという。

料金プランは定額制と従量課金制と、両者を組み合わせたものを用意している。従量課金の費用は15円/MB~で、国ごとに異なる。

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