KDDIは2018年5月23日、4.5GHz帯の5Gを用いた4K映像リアルタイム伝送実験に成功したと発表した。
実験は、無人自動運転車の遠隔制御の実現に向けて行われたもの。無人自動運転車が安全かつ安定的な走行を確保するためには、走行状態の遠隔監視と、危険が生じた際に遠隔で制御できることが重要になる。実験では、運転席に設置した4Kカメラとバックミラーおよび左右のサイドミラーに設置した3台のフルHDカメラの映像情報を5G実験装置で伝送した。
今回の成功を受けてKDDIは、「従来の28GHz帯(帯域幅800MHz)に加え、4.5GHz帯(帯域幅100MHz)でも大容量情報を安定して送信できることを確認した」としている。