NTTドコモは2017年5月24日、新サービス・新製品発表会を開催した。
「Challenge」をテーマに、夏モデルの新商品8機種をはじめ、その中の特定の2機種を購入すると利用期間中は毎月1500円が割引される新料金プラン「docomo with」などが発表された。
また、Challengeの1つとして、5G(第5世代移動通信)への取組みも紹介した。
ドコモは5Gにおいて、さまざまなパートナー企業との連携による新サービス創出に向けた「5Gトライアルサイト」を推進している。
その一環として、フジテレビとともに「ジオスタ」の検証を行う。
ジオスタとは、ジオラマ上にARでスポーツ選手を合成し、投影された映像を楽しめるコンテンツのこと。競技場やディスプレイでは体験できない視点で試合を観戦することが可能だ。このジオスタは、5月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催される「Wireless Technology Park 2017」内の「5G Tokyo Bay Summit 2017」で先行体験できる。
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「ジオスタ」のイメージ |
また、8月に開催される「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」では、3Dスキャナで撮影した自らの映像をスマートフォンを通じて、ステージ上で共演しているかのような映像として楽しめるコンテンツの検証も予定している。
パナソニックとは、5Gによる高臨場・高精細映像の伝送に関する実証実験を行う。コンサート会場やスタジアムの様子を360度カメラを使って撮影し、その大容量映像を5Gで伝送することで、遠く離れた場所でもあたかもそこにいるかのような高臨場感を体験することができるという。
発表会の会場では、自由視点映像のリアルタイム配信とVR技術を組み合わせたデモも披露された。
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会場では5Gを使った自由視点映像のリアルタイム配信とVR体験のデモも行われた |
吉澤和弘社長は「5Gによる新しい体験を時間や場所に制限されず、誰もが楽しめるようにしたい。2020年を見据えて、5Gの取組みを加速していく」としている。