HPE Arubaは2016年7月1日、北海道の独立系スーパー、北雄ラッキーの無線LAN環境を構築したと発表した。
北雄ラッキーは、北海道全域に36店舗のスーパーを展開・運営しており、本社・本部機能を置く星置駅前店をはじめとする10店舗で今回、HPE Arubaのコントローラ内蔵インスタント・アクセス・ポイント(IAP)を中心とした無線LANソリューションを採用した。現在は、約70台のAruba IAPを配備している。さらに来年度以降、無線化の必要なほぼ全ての店舗に展開予定だ。
同社では従来、事務所内でしかネットワークを利用できなかったが、無線LANを導入したことで店舗エリア全域でネットワークが利用可能になった。これにより、以前は逐一事務所に戻ってアップロードしていたハンディ・ターミナルからの発注業務が、店舗内の任意の場所から行えるようになるなど、業務効率が大きく向上したという。また、コントローラ内蔵のAruba IAPの特徴を生かし、遠隔地からの現場状況の可視化や全IAPの設定の一括変更など、管理性も大きく向上したとのこと。
北雄ラッキー 管理本部 経理部 情報システム課 マネジャーの福嶋重樹氏は、「アクセスが集中しても安定して高速通信できることが大切だった。Aruba IAPは一台に、30デバイスが同時接続しても問題のないパフォーマンスを発揮する。これに加えて大きな決め手となったのは、マルチベンダ、マルチセキュリティに対応している数少ないソリューションであることだった。既存投資を保護し、初期投資を最小限に抑えることで、お客様に負担を転嫁することなく最新のシステムやサービスにも対応し、削減された管理運用コストを活用して、様々な施策、導入や拡張を計画的に推進できるようになった」と選定理由を語っている。