NTTコミュニケーションズは2016年2月1日、OCNの利用者などを対象に「マルウェア不正通信ブロックサービス」を無料提供し始めた。
これはマルウェアに感染したパソコンなどの機器が、悪意のある第三者が設置したC&Cサーバーと通信するのをブロックするもの。通信の宛先情報からC&Cサーバーとの通信かどうかを検知し、アクセスを遮断する。
マルウェアの感染が確認されたユーザーに対する通知も行う。個人ユーザーの場合は、OCNメールで通知するほか、会員サポートページでの確認も可能にする予定。法人ユーザーについては、契約者向けポータルサイトで今後確認が可能になるという。
同サービスは、NTTコムの参照用DNSサーバーを利用するユーザーに自動適用され、申込や設定は不要。また、検知・遮断のために参照する情報の範囲は、業界団体のガイドラインに準じており、通信の具体的な中身は参照しない。なお、NTTコムによれば、このような取り組みは国内ISPとして初めてだという。
「マルウェア不正通信ブロックサービス」のイメージ図 |