レイヤ2接続でのMVNO参入を初期投資3000万円で実現――レンジャーシステムズがMVNO向けに提供開始

レンジャーシステムズは2016年1月14日、「レイヤ2接続型MVNOプラットフォームサービス わくわくモビリティ」の提供を開始した。

これは、MNOとレイヤ2で直接接続するための設備をMVNOに占有で貸し出すプラットフォームサービス。同社によると、自社での設備構築には数億円規模の初期投資が必要だが、その10分の1程度の約3000万円の初期投資とユーザー数に応じた月額課金で済むという。このためMVNO事業者は、レイヤ2接続によるMVNOサービスをスモールスタートできるとしている。ユーザー数が一定規模に達した場合は、自社内に設備一式を移設し、自社で運用することも可能だ。

レイヤ2接続でMVNOサービスを提供するメリットは、多様なサービスを実現できること。わくわくモビリティも、課金プランの自由設計や、コンテンツアプリとの連動、広告配信モデルによる無料SIM、観光コンテンツと連動した訪日外国人向けプリペイドサービス、会員向けプレミアムサービスなどに柔軟に対応できる設計になっているという。

同社では今後、会員管理やSIM開通・発送、カスタマーサポート、コンテンツサービス、動画配信などのサービスの提供も予定している。

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