ソフトバンクとファーウェイが4.5G技術「TDD+」を共同研究開発

ファーウェイとソフトバンクは2015年7月10日、次世代移動通信の共同研究開発に関する覚書を締結した。5Gの「先取り」としてファーウェイが取り組む4.5G技術「TDD+」を共同で研究開発する。

ソフトバンクグループのWireless City Planning(WCP)が採用するTD-LTE互換の通信規格「AXGP」と比べ、TDD+は周波数利用効率を約5倍に向上できるとのこと。今回の共同研究開発では、Massive MIMOや周波数利用効率を高める技術などの実証実験や技術評価を実施していくという。

ソフトバンク 常務執行役員の牧園啓市氏は、「今回研究開発を進める技術は、次世代ネットワークのトレンドになる。現在ソフトバンクが検討を進めている次世代のモバイルネットワーク網の構築にあたり、ファーウェイとの4.5G技術の共同研究は、とても有意義なものになると期待している」とコメントしている。

また、ソフトバンクは同日、ZTEジャパンとも次世代移動通信技術の共同研究開発について覚書を締結している。

ソフトバンクとファーウェイが4.5G技術「TDD+」を共同研究開発
4.5G「TDD+」の共同研究開発に向けた覚書調印式で記念写真撮影を
行うソフトバンク 常務執行役員の牧園啓市氏(写真右)と、
ファーウェイ ワイヤレスネットワーク プロダクトライン担当プレジデントの汪涛氏

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