IDC Japanは2015年6月24日、国内通信事業者のネットワーク設備投資市場予測を発表した。
これによると、国内ネットワーク設備投資市場は縮小傾向にあり、2014~2019年の年間平均成長率(CAGR)はマイナス2.1%になる見通しだ。2014年に1兆2762億円あった市場規模は、2019年に1兆1477億円に縮む。
縮小傾向が続くのは、LTEの本格展開に伴って積極的な基地局投資が行われてきた無線インフラ分野も同様だ。スモールセルなどへの投資は継続的に行われるものの、2014~2019年のCAGRはマイナス3.8%と予想している。
IDC Japan シニアマーケットアナリストの藤村成弘氏は「通信事業者は、2015年以降、SDN(Software-Defined Network)やNFV(Network Functions Virtualization)の本格導入を計画しており、通信事業者向けネットワーク機器ベンダーはハードウェアとソフトウェアを組み合わせたソリューションの提供にシフトしていくことが必要である」とコメントしている。
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