【ワイヤレスジャパン】“なんでもつなげてデータを収集・活用”―― 富士アイティのM2M事例

ワイヤレスジャパン2014の富士アイティのブースでは、同社が提供している複数のM2Mサービス例を実際に目にすることができる。データを収集するための通信・ゲートウェイ装置から、そのデータを蓄積、分析、活用するためのM2Mプラットフォームまで幅広く手がける同社が展開する代表的なM2M事例が、JR東京駅などで稼働している「コインロッカーなび」だ。

センサー、ゲートウェイ装置、コントローラなど、M2Mを実現するための多様なデバイスを展示

これは、広大な駅構内に設置されているコインロッカーのリアルタイムの空き情報を、ブラウザ画面から手軽に確認できるというもの(下写真)。重い荷物を持ちながら空きロッカーを探しまわらなくてもよくなるこのサービスは現在、仙台駅や舞浜駅でも実施されている。

富士アイティのブース内から東京駅のコインロッカーのリアルタイムな状況がみられる

このほか同ブースでは、太陽光発電システムの遠隔管理をはじめ、遠隔にある機器・設備を管理・制御するリモートアクセスサービス等が展示されている。下の写真は、太陽光発電設備の発電状況などをリモート管理する画面。発電量のほか、気温や日照量といったセンサー情報も併せて収集し閲覧できる。

タブレット端末から太陽光発電システムの状況を監視

また、富士アイティは先ごろMVNO事業もスタートしており、デバイス、M2Mプラットフォームに加えて通信回線もあわせて、M2Mサービスを行いたい事業者に提供できる体制が整った。ワンストップでM2Mソリューションを提供できる点も同社の大きな特徴と言えるだろう。

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