アマゾンウェブサービス(AWS)は米国時間2026年10月7日、フィジカルAIの開発を支援するオープンソースのソリューション「Physical AI Toolchain on AWS」を発表した。
同ソリューションは、ロボットなどに用いるAIの開発から実環境への展開までを支援するツール群。エヌビディアのフィジカルAI関連ソフトウェアをAWS上で動作させ、データ収集、合成データの生成、AIモデルのトレーニング、シミュレーションによる検証、実機への展開といった、フィジカルAIの開発ライフサイクルを一貫して実行できる環境の構築を支援するという。

フィジカルAIの開発ライフサイクル
利用するエヌビディアのソフトウェアは、物理シミュレーション用の「NVIDIA Isaac Sim」、強化学習用の「NVIDIA Isaac Lab」、視覚・言語・行動を統合するVLA(Vision-Language-Action)モデルの学習用の「NVIDIA Isaac GR00T」、合成データ生成に利用する「NVIDIA Cosmos」など。これらをAWS上に展開し、連携させるためのリファレンスアーキテクチャ、コードによってインフラを構築・管理するInfrastructure as Code(IaC)、デプロイの自動化機能などをオープンソースで提供する。開発環境の構築や工程間の連携を効率化できるというとしている。

また、AIエージェント開発用の「Strands Agents SDK」を活用し、各工程の実行や計算リソースの割り当て、データの受け渡しなどを自動化する。各機能は独立したモジュールとして利用でき、必要な工程だけを導入することも可能という。
加えてAWSジャパンは10月13日、国内企業・団体を対象とした「フィジカルAI開発支援プログラム by AWSジャパン」の第2期募集を開始した。VLAモデルをはじめとするロボット基盤モデルなどを開発する企業・団体に対し、専門家による技術支援、コスト最適化支援、企業間の交流やビジネスマッチングの機会を提供する。応募期限は11月16日で、採択された企業・団体への支援は12月初旬から2027年4月まで実施する予定。







