技術専門商社のコーンズテクノロジーとグループ会社のマイクロウェーブファクトリーは、「ワイヤレスジャパン×WTP 2026」にて、6G時代を見据えた測定ソリューションや最先端の計測・試験機器などを幅広く展示している。
コーンズテクロノジーのブースでは、米VIAVI社の衛星測位・時刻同期テストソリューションを披露。GNSS信号へのジャミング(電波妨害)やスプーフィング(なりすまし)を検知し、LEO(低軌道)/GEO(静止軌道)衛星など複数ソースの情報を統合・補正することで、高信頼な時刻同期信号を生成できるという。

VIAVI社の衛星測位・時刻同期テストソリューション
スウェーデンのBluetest社が開発するOTA(Over‑the‑Air)無線性能評価用リバーブレーションチャンバーも展示。同社製品群の中でもコンパクトなモデルで、内部にはスターラーと呼ばれる電波散乱用の金属板を備える。これを回転させて電波を多重反射させることで、実環境に近いマルチパス環境を再現できるとのこと。

Bluetest社のリバーブレーションチャンバー
60GHz帯で最大3.5Gbpsのスループットを実現
測定ソリューションに加え、米Peraso社の60GHz帯ビームフォーミングモジュールも紹介されていた。60GHz帯は電波干渉が少なく、免許不要で利用できる点が特徴。屋外向けの「Perspectusシリーズ」は最大3.5Gbpsのスループットと2kmの伝送距離を実現し、大容量かつ高精細な映像伝送などへの活用が期待される。

Peraso社の屋外向け60GHz帯ビームフォーミングモジュール「Perspectusシリーズ」
アンテナ素子の特性を計測する「CATR測位システム」も
マイクロウェーブファクトリーのブースで目を引いたのが、アンテナ素子の特性を計測する「CATR(Compact Antenna Test Range)測位システム」だ。リフレクター方式(対応周波数:18~300GHz)と誘電体レンズ方式(対応周波数:18~100GHz)の2種類を用意する。
金属製のリフレクターを用いることで、実環境では数十メートルを要する測定距離を大幅に短縮できるという。対して、樹脂製の誘導体レンズは、レンズの表面粗さや加工精度の要求が金属ほど厳しくないため、より低コストに測位環境を構築可能とのことだ。

金属製のリフレクターを用いたCATR測位システム

誘電体レンズを用いたCATR測位システム
DUT(Device Under Test:測定対象の機器)近傍の電界を正確に測定できる「近傍界測定システム」もラインナップ。対応周波数は1~110GHzで、DUTサイズにあわせた回転台やアンテナタワー(測定用アンテナを上下移動させる装置)も提供する。












