MCデジタル・リアルティが印西でNRT14データセンター開業、最先端GPUに対応した液冷・空冷ハイブリッド型

MCデジタル・リアルティ(MCDR)は2026年4月8日、千葉県印西市のNRTキャンパスに3棟目となるNRT14データセンターを開業した。ラックあたり150kWの高電力密度をサポートし、最先端GPUの安定稼働が可能だ。また、AIインフラ検証施設「DRIL」も開設。本番環境に即した条件下で、AIアーキテクチャの検証・最適化が可能になるという。

「最新GPUサーバーの性能を最大限に活用できるというエヌビディアのお墨付きを得た。世界最先端のデータセンターだ」

2026年4月8日に千葉県印西市で開業したNRT14データセンターのお披露目会で、MCデジタル・リアルティ(MCDR)代表取締役社長の山下康平氏はそう述べた。

MCデジタル・リアルティ(MCDR)代表取締役社長の山下康平氏

MCデジタル・リアルティ 代表取締役社長の山下康平氏

開業に先立ち、MCDRは2026年2月にNRT14について「NVIDIA GB200 NVL72」に対応した液冷認証を取得。日本国内でいち早くNVIDIA「DGX-Ready データセンター」の液冷認証を取得した施設の1つとなった。具体的には、100kWを超える高密度AIワークロードを安定的に実行できる。「空冷と液冷のハイブリッド設備を採用しており、ラックあたり最大で150kWの設備が稼働できる」(山下氏)

NRT14は、同市のNRTキャンパスで2021年に開業したNRT10、2024年に開業したNRT12に次ぐ3棟目となる。これにより、NRTキャンパスのサーバー電源容量は合計で約100MW規模に拡大した。

NRT14の入口付近(右)。隣には、液冷設備の核となるチラー(冷却水循環装置)棟が聳える(左)

NRT14の入口付近(右)。隣には、水冷設備の核となるチラー(冷却水循環装置)棟が聳える(左)

世界で2つめのAIインフラ実証ラボも開設

NRT14の開業と合わせて、MCDRはNRT12内にAIインフラの実証環境を備えた「MCデジタル・リアルティ イノベーションラボ(DRIL in Japan)」を開設した。

これは、三菱商事と合弁でMCDRを設立した米Digital Realtyが2025年9月に米国で開設した実証施設「Digital Realty Innovation Lab(DRIL)」に続く2拠点目のラボ。なお、アジア太平洋地域では2026年後半にシンガポールでも開設予定という。

このラボでは、MCDRのパートナー企業や顧客企業に対して本番環境に準じた検証環境を提供。シミュレーションではなく、実環境に即した条件下でAIインフラの構成をテストし、評価することが可能だ。AIインフラは、GPUサーバーをはじめ電力・冷却、ネットワーク機器等の組み合わせで構成されるが、その本格導入に先立ち、性能や電力密度、冷却効率などAIインフラ特有の要件を「目に見える」状態で検証し最適化することができる。

MCデジタル・リアルティ イノベーションラボの内部

MCデジタル・リアルティ イノベーションラボには、約20のパートナー企業が提供する最新ソリューションが揃う

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