ドコモの「Sub6レピータ」の実力 屋内における5G速度が“10倍”に向上

ドコモが2025年9月、“早く・安く”屋内5Gエリアを構築するための「Sub6帯対応レピータ」を開発した。ある商業施設での実証では、屋内における上り/下りの通信速度が約10倍向上することを確認したという。

「通信品質向上に向け、“早く・安く”5Gエリアを広げるための手段の1つとして、Sub6帯に対応したレピータを開発した」。こう語るのは、NTTドコモネットワーク本部 無線アクセスデザイン部 無線企画部門 無線技術担当の中林祥基氏だ。

(左から)NTTドコモ ネットワーク本部 無線アクセスデザイン部 無線企画部門 無線技術担当 主査 伊東悌氏、同担当 中林祥基氏

(左から)NTTドコモ ネットワーク本部 無線アクセスデザイン部 無線企画部門 無線技術担当 主査 伊東悌氏、同担当 中林祥基氏

都市部を中心に「つながりにくい」との声がSNSなどで広がっていたドコモのモバイルネットワークだが、昨年11月に開催された第2四半期(2Q)決算説明会にて、同社の前田義晃社長は、9月時点での5G基地局数が約1.3倍に増加(2024年度3月比)したことを明らかにした。

こうした取り組みが功を奏し、全国主要都市の中心部における通信品質(2025年9月時点)は2024年度3月比で約25%、全国主要鉄道動線での通信品質も約40%改善したという。

2025年度下期には、上期比で約3倍の5G基地局を設置する計画だが、ドコモは基地局数の拡大に加え、「最新装置・機能」の活用によって通信品質のさらなる改善を目指している。

そのカギを握る技術の1つが、2025年9月に開発したSub6帯対応レピータで、屋外基地局の電波を受信・増幅して屋内などに再放射する中継器となる。ドコモでは、3G/4G向けの周波数帯に対応したレピータを提供してきたが、今回新たに3.7/4.5GHz帯に対応したレピータを開発した。

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