ワイヤレス分野の中で最近富みに注目が高まっているのがM2M。「CONNEXIVE」のブランド名でM2Mソリューションを展開するNECブースでも、最新のM2Mソリューションが展示されている。
まずは放射線測定ソリューションだ。ブースには、放射線量のリアルタイム測定結果をディスプレイ表示する「モニタリングポスト」を設置。ワイヤレスジャパン会場である東京ビッグサイトの放射線量を表示していた。
放射線量を表示するモニタリングポスト。このモニタリングポスト自身が放射線センサーを備え、3G回線などを使い定期的にクラウドに測定データを送信する。電源はACに加えて、太陽光パネルによる太陽光発電にも対応 |
また、NTTドコモと共同開発したスマートフォン向け放射線測定ジャケットのコンセプトモデルも出展。こちらでもリアルタイムの測定結果が見ることができる。
NTTドコモと共同開発したスマートフォン向け放射線測定ジャケット |
輸送・保管中の商品などの温度・湿度・衝撃値等を測定・蓄積できる安全品質トレーサビリティのデモも行われていた。センサー付きタグを輸送中の荷物などに入れておくことで、温度や衝撃などを見える化できるもので、蓄積したデータはFeliCaによりスマートフォンなど経由でクラウドに送信する。
さらに、開発中の無線LANに対応したセンサー付きタグも参考出展されていた。
輸送・保管中の商品などの温度・湿度・衝撃値を一定間隔で測定・蓄積できる安全品質とレーサビリティ |
このほか、電力見える化や家電制御、M2Mで収集したデータなどを相互利用する「情報マーケットプレイス」の役割を果たす次世代M2Mプラットフォームなどが、NECのM2Mコーナーでは見ることができる。