NECは2025年3月19日、JAXAの宇宙戦略基金の採択および補助金交付決定を受けて、光通信衛星コンステレーション構築に向けたシステム実証および光ルーター基盤技術開発を開始したと発表した。また、この技術開発ならびに事業化を加速するため、4月1日付けで新組織「衛星コンステレーション統括部」を設置する。
光ルーターについては、2026年度末までに必要な技術開発を完了し、2027年度末までに必要な技術の地上実証を実施する計画。また、光ルーター基盤技術を含む宇宙光通信ネットワーク機能を搭載した低軌道衛星を2029年度末までに複数打ち上げ、光通信衛星コンステレーションによるネットワークシステムを軌道上で実証することを目指すとしている。