KDDIとSupershipは2025年3月17日、法人向けメッセージ配信サービス「KDDI Message Cast」において、Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」と連携し、AIによるSMSメッセージの自動生成と自動送信が可能な「KDDI Message Cast for Salesforce AI拡張オプション」を追加すると発表した。
同オプションにより利用可能になる機能は主に3つ。
1つめは、パーソナライズ化したメッセージの自動生成。顧客の属性情報や購買履歴、行動パターンなどを解析し、最適な文面を自動生成する。また、企業はそれぞれの顧客に合わせたカスタマイズメッセージを送信可能という。
2つめは、SMSの自動送信。Salesforceフロー機能との連携により、レコード更新やステータス変化などのトリガーに応じてSMSを自動送信する。双方向SMSに対応し、定型的な質問にはAIが自動応答する機能も提供する。
3つめは学習機能との連携による継続的な改善。同サービスで収集した収集したSMS送受信履歴をAgentforceの学習データとして活用し、回答精度が向上するという。
各機能はすべてSalesforce上から直接操作可能。これらの機能により、オペレーターの業務負荷の削減、メッセージ送信タイミングの提案による到達率と開封率の向上、カスタマーサポートの最適化が実現し、マーケティング施策やカスタマーサポートのPDCAサイクルが加速されるという。