FLARE SYSTEMSは2025年2月3日、陸上自衛隊中部方面隊が行う大規模防災訓練「南海レスキュー2024」に参加し、ローカル5Gを活用した災害時の応急救援活動における情報共有を支援するシステムのデモンストレーションを実施したと発表した。
同社は、1月14日に陸上自衛隊伊丹駐屯地等において、パートナー企業各社と連携し、被災地域の活動拠点を想定した地域にローカル5G基地局を設置し、指揮所等との間での情報共有を支援するシステムを構築した。同システムは、ローカル5G通信技術を利用した自営ネットワークと、可搬型の通信途絶対策機器「X-ICS」とを組み合わせたもので、被災現場から指揮所にわたり円滑な情報共有を支援するソリューションだ。
具体的には、まず活動拠点等において、災害現場情報入力システム「X-FACE」を介して入力された被害情報(被害の位置や状況、画像・動画など)を、ローカル5GネットワークでX-ICSに伝送。次いで、X-ICSの自動共有機能により活動拠点間の被害情報が統合される。さらに、統合された情報が復旧された通信インフラを通じ送信され、災害情報集約・閲覧システム「SIP4D-Xedge」により指揮所等において共有される仕組みになっているという。