BBIXとKCCSが協業 再エネ100%データセンター「ZED石狩」にOCX接続拠点開設

BBIXと京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は2024年12月16日、BBIXとその子会社のBBSakura Networksが提供するクラウド型ネットワークサービス「Open Connectivity eXchange」(OCX)における協業契約を締結した。この協業契約に基づき、BBIXはKCCSの「ゼロエミッション・データセンター 石狩」(ZED石狩)に、OCXの接続拠点を2025年1月1日に開設する。

BBIXと京セラコミュニケーションシステム(KCCS)との「Open Connectivity eXchange」(OCX)における協業イメージの図。左側にデータセンターと再エネ電源・発電施設の図、中央に北海道の地図とOCXによる閉域接続のイメージ図、右側に接続先

BBIXとKCCSとのOCXにおける協業イメージ

KCCSは、2024年10月1日に北海道石狩市でZED石狩を開所した(参考記事:KCCS、再エネ100%で運営するAIデータセンターを開所|BUSINESS NETWORK)。ZED石狩は、石狩湾新港洋上風力発電所の電力と、近隣に新設した自社所有の太陽光発電所の電力を組み合わせた「生グリーン電力」で運用しており、それら再エネ電力を時間単位でマッチングすることで、国内のDCで初めて(KCCS調べ)となる常時再エネ100%(24/7カーボンフリー電力)を実現し、電力の地産地消を推進している。さらに、冷涼な外気を利用した空調やサーバー室の排熱を床下空調やロードヒーティングに利用し、建物内でエネルギーを循環させる取り組みを行っている。

昨今の生成AIの普及により、データセンターなどのデジタルインフラの需要が高まっており、コスト面や電力確保などの観点から、電力インフラ近傍のデータセンターで情報処理を行い、その結果を通信ネットワークで需要地に伝送することが重要視されている。

そこで今回の協業により、ZED石狩に高品質でセキュアなOCXが組み合わさることで、電力の地産地消やデジタルインフラの地方分散による脱炭素化・SDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

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