New RelicがSAPの監視を統合 SAP導入企業のクラウド移行をサポート

オブザーバビリティプラットフォームを提供するNew Relicは2024年9月11日、SAPが提供する「RISE with SAP」をサポートする「New Relic Monitoring for SAP Solution」の提供を開始することを発表した。

RISE with SAPは、基幹システムであるSAPソリューションを包括的に提供するクラウドサービス。SAP環境はABAP、SAP HANA、SAP BTPや、JAVA、SaaSベースの技術を基盤としたSAPアプリケーションを含む数百のシステムに加え、ハイブリッドクラウドやオンプレミスなど複数の導入形態があるなど複雑化している。New RelicはAI駆動型のインテリジェントプラットフォームにより、簡単な設定でSAP環境の監視を可能にし、単一画面による深い洞察、全体的でリアルタイムの可視性を提供。監視のギャップを埋め、円滑な運用と迅速な問題解決を実現するとしている。

企業がSAPのオンプレミスからクラウドへの移行を進めるにあたり、New Relicはいずれの導入環境でもSAPの監視を提供し、クラウドへの変革をサポートするという。また、業界唯一のアドオン型SAPインテグレーションにより、エージェントレスでSAP環境の監視が可能。New Relicが監視する非SAPアプリケーションと合わせ、同一画面でダッシュボード、トレース、異常検知、アラートを提供するとしている。

なお、同ソリューションはオールインワンのオブザーバビリティプラットフォームの一部として提供する。

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