テレビ北海道(TVh)は2024年10月1日、番組制作から送出まで一貫してIP技術を取り入れた「オールIP放送局」として運用を開始したと発表した。
すべての工程をIP信号で一元管理する仕組みを導入することで、番組素材の共有や遠隔地からのリモートプロダクションなどが容易になり、番組制作・送出業務の効率化を進めるという。
オールIP放送局のイメージ
放送設備のIP化は3期に分けて実施した。2024年1月に番組・CMを送出するマスター(主調整室)をIP設備に更新。6月に、スイッチングや音量調整を行うサブスタジオ(副調整室)をIP対応とし、9月30日に番組の取材・編集やアーカイブを担う「ファイルベース」と呼ばれる基幹システムのIP化を完了した。
同社は今後も放送技術に磨きをかけ、さらなる業務の効率化を目指すとしている。