ソフトバンクとミノスは2024年8月28日、LPガス業界におけるDXの推進に向けて協業を開始したと発表した。
ミノスが提供するLPガス事業者の顧客データや検針データなどをクラウドで管理する基幹システム「PowerNetG4」と、AIがLPガス容器内の残量を予測して最適な配送計画・ルートを自動で策定する「Routify」や、LPガスの契約者にウェブ明細やオンライン決済を提供する「Gascope」などのソフトバンクのサービスを組み合わせて、LPガス事業者の業務効率化や省人化につながるソリューションをワンストップで提供していくとしている。
近年、LPガス業界では配送員の高齢化や若手の人材不足が課題になっており、業務の効率化や省人化が急務とされている。一方で、LPガス事業者が管理する顧客データや検針データなどを蓄積した基幹システムを、外部のシステムやサービスと連携させるには時間とコストがかかり、業務の効率化や省人化をすぐに実現することは困難という問題もある。
PowerNetG4とRoutifyを導入することで、LPガス事業者が配送員の勘や経験を基に属人的に行っている配送業務を効率化。通常はPowerNetG4とRoutifyを連携させて導入するまでに約10カ月かかるが、ワンストップにしたソリューションを提供することで、最短約3カ月で導入が可能だという。
属人的な配送業務を効率化するソリューションをワンストップで提供
また、PowerNetG4とGascope導入することで、LPガス事業者の明細発行や請求に関する業務を効率化。通常はPowerNetG4とGascopeを連携させて導入するまでに約6カ月かかるが、ワンストップにしたソリューションを提供することで、最短約2カ月で導入することができるという。