エクイニクスは2024年7月24日、大阪に位置するデータセンター(DC)「OS3」において、冷水を顧客のラックやケージに直接提供するサービスを国内で初めて開始すると発表した。
同社は、顧客のデータ活用の実現に必要なデジタルエコシステムへのアクセスを可能にするプラットフォーム「Platform Equinix」を提供しているが、これをクラウドやグローバルネットワークバックボーン、デジタルエコシステムおよびエッジなどの相互接続拠点に位置付けることで、高電力密度をサポートするDCサービスを展開している。
その実現のために、エンドツーエンドの液冷ソリューションに必要な知識を有する専門家チームをグローバルで組閣し、同社のエキスパートが技術パートナー等と協力し、二次冷却ループや液冷ケージの設計と構築を支援するという。
Platform Equinixを活用した電力集約型インフラストラクチャ
高TDP(熱設計電力)で稼働するCPUやNVIDIA GPUをより効率良く冷却し、パフォーマンスとエネルギー効率を最大限に高めることができるという。
さらに、9月に品川エリアに開設予定のデータセンター「TY15」においても、同様の液冷サービスを提供予定だ。