NECは2024年7月18日、ローカル5GとWi-Fiに対応したSDNコントローラー「UNIVERGE Network Operation Engine V3.0」(ソフトウェア版)および「UNIVERGE Network Operation Engine Virtual Appliance V3.0 VA2.0」(仮想アプライアンス版)を販売開始すると発表した。
UNIVERGE Network Operation Engineの活用イメージ
昨今、デジタル化の急速な進展に伴い、企業のネットワークは高度化や複雑化が進み、管理の効率化やより高度なセキュリティリスクへの対応が求められている。また、働き方の多様化により、従業員は様々な場所やデバイスから、様々なネットワークに接続するようになっている。
こうした状況のなか、ネットワークには高信頼・低遅延といった品質の向上に加え、場所を選ばないWi-Fiやローカル5G対応へのニーズも高まっていることから、UNIVERGE Network Operation Engine新バージョンでは、従来の有線ネットワークに加えて、新たにローカル5GとWi-Fiを利用したネットワークにも対応した。これにより、有線、無線の区別なく企業ネットワーク全体を仮想化し、物理構成と論理構成を可視化することで、論理分割によるネットワークセキュリティの強化や統合管理によるシンプルな運用を行うことができる。
ユースケースの例
また、統合管理では、有線・無線混在のネットワークでもコントローラーから一括で機器の設定や変更ができるようになり、ネットワークの構成変更作業をシンプル化することで、従来と比べて対応時間を最大約70%削減することが可能だという。
価格は、UNIVERGE Network Operation Engine V3.0が50万円、UNIVERGE Network Operation Engine Virtual Appliance V3.0 VA2.0が80万円(いずれも税別、希望小売価格)。
NECは今後3年間で500セットの販売を目指している。