日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)は2024年3月26日、北海道電力グループの北海道総合通信網(以下、HOTnet)のローカル5G(4.8GHz帯)の無線局免許取得を受け、北海道電力の発電所構内におけるローカル5Gシステムを、HOTnetとともに導入(2023年11月1日)したと発表した。発電所へのローカル5G導入は国内初としている。
北海道電力では、DXの推進による火力発電所現場業務の生産性向上に向けて、現場内で大容量データの送受信に伴う通信制限や公衆無線通信電波の不感帯エリアが生じるなど通信環境に課題があった。
これらの課題を解決するため、2020年12月から苫東厚真発電所において、NSSOLが導入を支援したローカル5G装置の実地検証を行い、発電所への導入が有効な手段であることを確認した。
NSSOLは今回の導入を通じて、HOTnetとともにエネルギー業界のDX実現を目指していくという。