クラウド利用の拡大やハイブリッドワークの普及などにより、企業ネットワークはますます複雑化している。そのため、例えばエンドユーザーから「ビデオ会議がつながらない」などという訴えを受けたときの、IT部門が行うべき対応の難度も上がっている。
ネットワーク機器の管理画面で調査したり、CLIで確認したりという方法で対処することは可能ではある。障害が生じている箇所が明らかであればそれでもいいが、実際には複雑なネットワークのどこに障害が生じているかを突き止めることがまず難しい。
そこで、ネットワーク環境を一元的に監視するツールが求められる。ネットワーク監視ツール自体は、登場から20年以上経ち、すでにコモディティ化しているともいえる。しかしこの間、モダンなインターフェースを備えた製品の存在感が右肩上がりで増しており、導入・運用の負荷は大幅に軽減している。