ハイテクインターはデュアルバンド対応屋内用Wi-Fi6アクセスポイント「MI12」を2023年12月7日に発売した。
屋内用 Wi-Fi6アクセスポイント「MI12」
産業分野では、高速かつ安定した通信が求められている。とりわけ、工場、製鉄所、鉄道、発電所などの施設では、広範囲にわたる屋内外の複雑な環境で高速通信を確保することが課題だ。
MI12は、Wi-Fi 6に対応し高速かつ安定したデータ通信を提供することに加え、4×4 MIMO技術により、最大6Gbps(理論値)の高速データ伝送を実現することを通じ、こうした課題を解決しようとする。これらの機能はまた、データ集中エリアや高密度なユーザ環境でも、途切れない通信を提供するとしている。
屋内用の同製品のほか、ハイテクインターでは屋外用アクセスポイント「MO10」もラインナップし、屋内外を問わず全方位的なWi-Fi6カバレッジが可能ということだ。広大な敷地や複雑な構造を持つ施設でも、信頼性の高いネットワーク環境の構築を支援し、将来的には屋内外の機器を一元管理できるマネジメントシステムの販売により、シームレスな通信環境の構築をサポートする予定という。
同製品の活用シーンには、工場、製鉄所、鉄道、発電所のほか、高速道路のサービスエリア、商業施設、イベント会場、キャンパス、オフィスなどが挙げられる。
「MI12」の活用シーン
MI12の同時接続数は300端末。バックホールに2.5GbEポートを配備し、LANは 1GbEが1ポート。ビームフォーミングにも対応する。通信していない状態の端末を自動的にスリープにすることで消費電力を削減するTWT(Target Wake Time)機能を備える。SSIDは最大8個利用可能だ。サイズは直径218 × 高さ48mm。