NTTアイティ、社外からリモートでシステムを再稼働できる停電対策の新製品「新WOLコントローラ」

NTTアイティは、電力不足による停電に対応するために社外から社内サーバーの電源オン/オフなどが可能な「新WOLコントローラ」を2011年5月11日から発売する。予定された停電開始前に社外から社内サーバーを安全に停止し、電源復旧後に短期間で再稼働することができる。

電力不足による停電の開始前には、社内のサーバーを安全に停止する必要があり、また電源復旧後には即座に再稼働することが求められる。こうした対応には専門的な知識が必要だが、停電開始・復旧の時間帯などによっては、情報システム部門の担当者が社内で作業を行うのが困難な場合も想定される。

新WOLコントローラは、NTTアイティのリモートアクセスサービス「マジックコネクト」のラインナップの1つ。①電源復旧後に自動的に起動する機能、②社外から社内サーバーの電源をオンにできる機能 ③社外から社内サーバーにサーバ管理者がログオンし、提供サービスをメンテナンスできる機能、④社外から社内サーバーに管理者がログオンし、停止できる機能を備える。

図表 「新WOLコントローラ」を用いた社内サーバーの停止と再稼働(出典:NTTアイティ)

社外のPCからインターネット経由で安全に社内サーバーにアクセスするための「マジックコネクトASPサービス」と、新WOLコントローラとをセットで提供する。価格は、初期費用がオープン、ASPサービスの年間使用料は1アカウントごとに18900円(税込)となっている。

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