DNPが生成AIラボをオープン 多種多様なユースケースを創出

大日本印刷(DNP)は今年12月、「DNP生成AIラボ・東京」をオープンする。様々な生成AIに関するアイデアを具現化/体験できる施設だ。すでに多岐にわたるユースケースを開発中だという。

大日本印刷(DNP)は2023年11月16日に記者説明会を開催し、同社が本社を構える東京・市ヶ谷に「DNP生成AIラボ・東京」を同年12月4日にオープンすると発表した。

DNPはDX推進の一環として、DNPグループの約3万人の社員が生成AIを利用できる環境と体制を構築し、今年5月より運用を開始した。さらに、こういった生成AIの利用環境の整備だけでなく、生成AIに関するガイドライン策定、教育、利活用を検討するアイデアソンやハッカソンも実施してきた。

DNPの生成AIの利用イメージ

DNPの生成AIの利用イメージ

生成AIのさらなる利活用を促進するため、今年10月に専門組織「生成AIラボ」を組織化。その主要な活動拠点が「DNP生成AIラボ・東京」だ。

「社外の多様なパートナーが、様々な具現化された“動く”ユースケースに触れながら、生成AIの利活用についてディスカッションし、短期間でプロトタイピング(試作)できる共創の場だ」と、DNP 情報イノベーション事業部 ICTセンター システムプラットフォーム開発本部 生成AIラボ リーダー 主席技術員の和田剛氏は同施設の特徴を解説した。具現化されたユースケースの数は19件、すでに市場投入されたサービスも1件存在するという。

同施設は3階建てで、地下1階は「デモ体験ゾーン」だ。生成AIを利活用した多様なユースケースを実際に体験できるという。1階は「開発・工房ゾーン」で、ハッカソンなどで生まれたアイデアから実際に動くプロトタイプを作れるエリアだ。2階は「対話ゾーン」。生成AIに関するアイデアやユースケースについてディスカッションする“共創”エリアとのこと。

(左から)「DNP生成AIラボ・東京」の外観、対話ゾーンのイメージ

(左から)「DNP生成AIラボ・東京」の外観、対話ゾーンのイメージ

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