映像DXソリューションを提供するザクティは2023年10月3日、ウェアラブル映像デバイスと映像配信を組み合わせたサービス「Xacti LIVE(ザクティライブ)」を発表した。発売は2023年10月20日。
同サービスは“世界最小最軽量級のウェアラブル映像デバイスが「働く」を変える”をテーマに掲げ、遠隔での作業支援をリアルタイムで行うことにより、あらゆる業種・職種の課題解決を担うことを目指す。同社が2020年から提供してきた「遠隔支援ソリューション」の後継にあたる。
ウェアラブル映像デバイス「CX-WL100」は重量29gと軽量。同社によると、国内の遠隔支援サービス市場における同種のデバイスは、国土交通省が義務化した「遠隔臨場」の仕様に沿ったヘルメット取り付け型が主流であるという。一方、同デバイスはメガネフレーム、帽子、自撮り棒、スーツ、ヘルメット等装着場所を選ばないとしている。独自の画像処理技術によるブレ補正・水平維持機能の搭載も特徴とする。
同デバイスで撮影した目線映像をリアルタイムで共有しながら音声通話を行うことにより、ビジネスの種類を問わず遠隔業務が可能になるという。加えて、記録された映像は技術継承の課題解決の糸口になるとしている。
映像を遠隔支援に活用するためのアプリケーションサービス「Xacti Booster Package」も提供する。通信状況に合わせた自動画質調整する「スマートコントロール」、遠隔地から画質劣化の少ないズームが行える「スーパーズーム」(特許出願中)、複数の現場映像をGPSの位置情報とともに1画面に表示する「マルチビュー・アクセス」が特徴という。
ウェアラブル映像デバイスの仕様
料金はCX-WL100の購入とXacti Booster Packageをセットにした基本プランが初期費用9万9000円、月額費用3980円。CX-WL100がレンタルになるレンタルプランが初期費用3万円、月額費用9900円となる(価格はいずれも税別)。
なお、Xacti LIVEは2023年10月17日から20日にかけて千葉・幕張メッセで開催される「CEATEC 2023」のザクティブース(小間番号A141)で展示される予定で、デバイスの実機や画質性能を体感できるという。