リコーは2011年2月7日、ユニファイドコミュニケーションシステム(UCS)事業に新規参入すると発表した。5年後の2015年度にグローバル市場で1000億円規模の売上を目指す。従来同社は、ドキュメントを中心にしたオフィス向け情報機器やソリューションを展開してきたが、さらに映像や音声を活用したコミュニケーション領域にまで事業領域を拡大することで、顧客価値の増大を図るとのこと。
その第一弾として、遠隔映像コミュニケーションシステムを2011年度夏以降に発売する。ポータブルタイプと会議室設置タイプをそれぞれ1機種ずつ用意するほか、同時にクラウドサービスも開始するという。
同社によれば、このうちポータブルタイプのコミュニケーションシステムは、従来のテレビ会議システムやWeb会議システムとは異なるコンセプトとなっており、リコーのUCS事業のコンセプトである「いつでも・どこでも、だれでも・だれとでも、コミュニケーション」を具現化するものだという。
図表 リコーUCS事業が提供するシステム/サービスの全体概要図 |