ナカヨ通信機は2010年12月10日、同社のデジタルIPビジネスホン「NYC-iEシリーズ」の機能を強化したエンハンス対応品を発売した。12月24日から出荷開始する。病院や介護施設で用いられるナースコールシステムとの連動が可能になったほか、インターホン連携その他の新機能を搭載した。
主な機能強化は次の通り。なお、NYC-iEシリーズは収容回線数の容量によってS/M/Lのタイプがあり、タイプによって使用可能な機能が異なる。
【1】ナースコール連動
アイホン製のナースコールシステムとの連動が可能で、病室からの呼び出しにPHSで応答できる。
【2】インターホン機能
インターホンをMタイプでは最大40台、Lタイプでは96台まで接続し、インターホン呼び出しシステムとして利用できる。オプションユニットが必要
【3】簡易ACD(着信分配)
待ち時間が長い、あるいは応答件数が少ない電話機から順に着信を振り分ける機能でコールセンター等で利用する。
【4】簡易IVR(音声自動応答)
着信に対して自動応答で音声案内をする機能。ダイヤル操作で指定の内線やグループを呼び出せる。オプションユニットが必要。
このほかにも数種の新機能を搭載しており、また、PCにUSBケーブルで接続してCTIを利用できるCTI電話機がラインナップに追加されている。