パナソニックが2011年前半にスマートフォン発売

パナソニック モバイルコミュニケーションズは2010年11月16日、2010年度下期新製品の商品説明会を開催した。

同社は冬春商戦向けに、カメラ機能を強化した“LUMIX Phone”「P-03C」「001P」など携帯電話計5機種をドコモとソフトバンクモバイルに供給する。

パナソニック モバイルコミュニケーションズの脇治社長

シャープや富士通東芝モバイルコミュニケーションズなど国内メーカーがスマートフォンへの取り組みを強化するなか、パナソニックからはまだスマートフォンが発売されていない。脇治社長は「日本では予想以上の速さでスマートフォンが普及している。昨今その動きはさらに加速しており、2011年度からスマートフォン需要は本格化するだろう。パナソニックでもスマートフォンへのシフトを進めていきたい」と語った。

まず2011年前半に国内市場でAndroidスマートフォンを投入し、2012年前半に海外市場で展開する。「iPhoneやXperia、GALAXY Sなど海外メーカー製のスマートフォンが好調で、パナソニックグループが総力を挙げないと勝てない」(脇社長)として、VIERAやLUMIXをはじめ、3Dディスプレイやカメラ、フルHD動画などパナソニックのAV関連技術を活用した「AV融合」、生活家電との連携やコミュニケーションツールとしての活用など使いやすさを追求した「生活サポート」という2種類のコンセプトで他社製品との差別化を図る。第1弾は、「生活サポート」型の機種となる予定。

石井圭介取締役モバイルターミナルビジネスユニット長によると、「社内ではマイファーストスマートフォンというコンセプトで開発しており、通常の携帯電話ユーザーでも違和感なく乗り換えることができる機種を目指している」という。

パナソニックの次世代モバイルのイメージ

パナソニックではスマートフォンで海外に再び進出することで、2015年度にグローバルの出荷台数1500万台を目指す。「国内と海外の比率は半々になる」(石井圭介取締役)としている。

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