ZTE ハン・ガン氏「UQコムにWiMAX基地局を納入」

中国の大手通信ベンダーのZTE (中興通迅)は、UQコミュニケーションズからWiMAX基地局を受注、年内に納入を開始する。アジア・CIS地区でWiMAXのマーケティングを担当するハン・ガン氏にZTEのWiMAXへの取り組みを聞いた。

――UQコミュニケーションズへのWiMAX基地局の納入が決まったそうですね。3G端末の供給実績はありましたが、インフラ分野での受注はこれが日本では初となります。

ガン 詳細はお話しできませんが、日本のパートナーを通じて、納入することが決まっています。年内には製品の提供を開始できるでしょう。

――ZTEではこれまでWiMAXにどう取り組んできたのですか。

ガン 当社は1998年にWiMAXの基本技術であるOFDMの開発をスタートさせ、2004年にWiMAXフォーラムに参加しました。WiMAXの次世代規格IEEE802.16mを共同提案した7社の中の1社でもあります。

販売が一気に伸びたのは08年に、モバイルWiMAXのマクロセル基地局と不感地対策や屋内エリアの構築に使われるピコセル基地局を投入してからで、2010年上半期までに世界41カ国、59の事業者から契約を頂いています。その多くは09年に入ってからのもので、今年はさらに大きな伸びを期待しています。

ZTEのマクロセル基地局(上)とピコセル基地局(下) ZTEのマクロセル基地局(上)とピコセル基地局(下)

月刊テレコミュニケーション2010年9月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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