日本アスペクト・ソフトウェアは2010年12月27日、マイクロソフトのユニファイドコミュニケーション(UC)基盤「Microsoft Lync」を活用した中小規模コンタクトセンター向けソリューションを今後市場に投入すると発表した。
アスペクトが開発するのは、20~100名規模のコンタクトセンターを対象にしたソリューションで、インバウンドの音声、Eメール、インスタント・メッセージング(IM)の各ルーティング、リアルタイム/ヒストリカル・レポーティング、ユニファイド・エージェント・デスクトップ、音声セルフサービスなどの各機能を単一のサーバーで提供するという。LyncはメディアサーバーおよびPBX機能を提供する。販売開始は2011年第1四半期の予定。
アスペクトのプレジデント兼CEOであるJim Foy氏は、「アスペクトでは、我々の強みを活かせるLyncを活用した革新的なソリューションの提供にフォーカスしている。マイクロソフト社と緊密に協業してきた過程において、私たちは小規模向けコンタクトセンターアプリケーションを活用できるシンプルかつオールインワンソリューションへのニーズがあることが分かった。Lyncを通じてコンタクトセンターの必須機能を用意することで、ビジネスの主要目標を達成するための、柔軟性があり付加価値を持つソリューションを組織に提供できると思う」と述べている。