電気通信事業者協会(TCA)は2010年12月7日、11月末現在の携帯電話・PHS、BWA(Broadband Wireless Access)の契約数を発表した。
11月の携帯電話4社の純増数は、ソフトバンクモバイルが27万6600件でトップをキープ。次いでNTTドコモが8万8100件、auが8万2300件、イー・モバイルが5万600件となった。
PHSのウィルコムは4万4500件の純減。だが、12月3日に月額980円で他社間通話も定額になる「だれとでも定額」を開始し、新端末「HONEY BEE 4」を投入するなど、反転に向けた新施策を打っている。宮内謙社長は「3カ月以内の純増を目指す」と語っており(参照記事)、12月の契約数にその成果が表れるかが注目される。
BWAのUQコミュニケーションズは、6万1900件の純増。11月16日に開始した、1年間の継続利用を条件に月額定額3880円で利用できる「UQ Flat 年間パスポート」が好評で純増を後押しし、モバイルブロードバンドサービスで競合するイー・モバイルの単月純増数を初めて上回った。だが、イー・モバイルは12月3日からDC-HSDPAによる下り最大42Mbpsのサービスを開始しており、今後両社の純増数にも注目だ。