JTOWERは2022年6月27日、4Gの屋内インフラシェアリング・ソリューション導入物件数が国内で300件を突破したと発表した。
JTOWER 4G屋内インフラシェアリング・ソリューション 累計導入済物件数推移(国内) |
2014年に屋内インフラシェアリング・ソリューションの商用サービスを開始して以降、JTOWERのインフラシェアリング・ソリューションは商業施設、オフィスビルのほか、病院、行政施設、物流施設、アリーナ・展示場など、幅広いカテゴリの施設にて導入されてきた。
建物内での携帯電話の不感知対策としてインフラシェアリングを活用することで、省スペース、省電力化とともに、資材、工事回数が減り、環境にも配慮した、より効率的なネットワーク整備が実現する。サステナビリティに対する社会的要請も背景に、近年、インフラシェアリングの活用はさらに広がっている。
4Gの屋内インフラシェアリング・ソリューションはこれまで、新築の建物への導入が中心だったが、新たなニーズとして、携帯キャリアが個別に自社通信設備を設置していた物件にて、当該設備の更新時にインフラシェアリング・ソリューションへの利用に切り替える「リプレース」の需要が増えつつある。すでに一部携帯キャリアにて100物件超のリプレースを行うことが決定しており、今後のさらなる需要拡大が見込まれるという。
また、屋内の通信環境整備においては、2020年11月より5Gの屋内インフラシェアリング・ソリューションの導入を本格化しているほか、これまでの実績、ノウハウを活かしたローカル5Gのサービスも開始するなど、体制強化を進めていくとしている。