Wi-Fi 6アクセスポイントやマネージスイッチなど、家庭向け・法人向けに多彩なラインナップを揃えるTP-Linkのネットワーク製品。その特徴と言えば「コストパフォーマンス」を挙げる人も多いだろう。
ティーピーリンクジャパン ディストリビューションマネージャーの木下裕介氏が「日本で法人向け製品を取り扱って5年余り。使い勝手の良いものを低コストで使える、コスパが優れているという評価をいただいている」と話すそのラインナップに、新製品が加わった。セキュリティカメラのVIGIシリーズだ。
「他の製品と同様、このカメラシステムも『コスパの良さ』という特徴を色濃く出せている」と同氏。親しみやすい価格と必要十分なスペック、そして導入・運用の容易性という三拍子が揃った製品に仕上がっている。
ティーピーリンクジャパン ディストリビューション マネージャー 木下裕介氏
設置場所と画角で選べる4モデル イベント録画も標準装備VIGIカメラの想定販売価格は1万7000円前後。ネットワークビデオレコーダー(NVR)とPoEスイッチ、カメラ2台のシステム構成が10万円以下で揃う(HDDは別途購入が必要)。
カメラの機種数はまだ少ないものの、それでも屋外用バレット型「VIGI C300HP」と、屋内用タレット型「VIGI C400HP」の2タイプを用意。それぞれ画角が異なるレンズを搭載した2機種があり、計4モデルから選べる。例えば駐車場なら、①広角撮影用で敷地全体を撮影し、②長距離撮影用で精算機周辺を監視するといった構成が可能だ。
ホテルロビーやマンションのエントランスでも、①広角撮影用で全体を、注視したい場所を②で撮影できる。カメラのモデルは今後増やす予定だ。
そして、価格以上に注目したいポイントが導入・運用の容易性だ。ネットワークの専門知識がない人でも無理なくセットアップでき、インターネット経由でPC/スマホからリモート監視ができる環境が簡単に整えられる。映像の記録も常時録画のほか、撮影範囲内に動きがあった場合のみ録画する動作検知、境界線越え・エリア侵入検知が可能だ。異常が発生した場合、どこにいてもその映像をPC/スマホからチェックできる。