ノーコードでフルメッシュVPNを“10分導入”、新クラウドサービス「Wissy」がβ版募集開始

SaaS型でフルメッシュVPNを提供する新サービス「Wissy」を開発するNotchは2022年1月24日、β版ユーザーの募集を開始したと発表した。

Wissyは数行のコード、もしくはノーコードでUXの高いプライベートネットワーク(VPN)を即座に構築できるSaaS型クラウドVPNサービス。オープンソースのVPN技術「WireGuard」を通信プロトコルに採用しており、コンテナでの運用やセルフホスティングにも対応する。

WireGuard単体では、ユーザーが細かな設定ファイルを定義し、ネットワークを構築する必要があるが、Wissyは、そうしたWireGuard接続用の煩雑な設定の自動化とP2Pメッシュネットワーク化を独自の規格で行うことによって、誰もが簡単にWireGuardが提供する機能の恩恵を受けることを可能としているという。

Wissyの設定・管理画面
Wissyの設定・管理画面

また、サービス利用開始に当たってハードウェアの導入や既存インフラの変更を必要としないため、企業やチームの大きさに関わらず導入が容易なことも特徴だ。導入まで最短10分で、フルメッシュVPNを構築できるとしている。

Wissyは3月初旬を目処に、招待制にてβ版の提供を開始。4月初旬から5月にかけてプロダクトのオープンアクセスを目指して開発を進める。公式サイト(https://wissy.io)にて事前登録を受け付けている。

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