Zoom Phoneとは? 「従来のクラウドPBXの1/5までコスト削減」

コロナ禍によるリモートワークを追い風に、国内市場でシェアを急拡大する「Zoom」。そのクラウドPBX「Zoom Phone」が今年6月より国内で提供開始された。どのようなサービスで、先行するクラウドPBXといかにして差別化を図るのか。このほど開催されたZoom Phoneの企業向け説明会に参加した。

新型コロナウイルスの感染拡大により多くの企業がリモートワークを導入したが、そうした中で浮き彫りになったのが「電話」の問題だ。会社にかかってきた電話を受けるため、わざわざ社員が交代で出社している企業が少なくない。その解決策として、クラウドPBXへの注目が高まっている。

今年6月には、「Zoom Meeting」を提供するZVC Japanから「Zoom Phone」が新たに提供開始された。「クラウドPBXとは?」「Zoom Phoneとは?」といった関心を持つユーザー企業を対象に、ZVC JapanはこのほどZoom Phoneに関する説明会を開催した。

コロナ禍でクラウドPBXの注目が高まっている

「クラウドPBXでは、インターネットにつながる環境であれば、場所やデバイスを問わず通話を行うことができる。個人のスマートフォンからでも会社宛ての電話を受けたり、会社の電話番号で発信することも可能になる」。説明会の冒頭、ZVC Japan Zoomアカウントマネージャーの成瀬翔太氏は、クラウドPBXのメリットをこう説明した。

加えて、Zoom PhoneはZoomのモバイルアプリ、デスクトップアプリ、デスクトップ電話、据え置き型のZoom Rooms間の会話をシームレスに統合することも可能だ。例えば、電話の着信後にビデオミーティングに切り替え、資料などを共有するといった使い方ができる。

Zoom Phoneは、Zoom Meetingともシームレスに連携する

また、通話転送や保留/保留応答、通話録音といった基本的な通話機能をはじめ、400以上の機能を備える点も特徴だ。

ユニークな機能として紹介されたのが、通話内容の遠隔からのモニタリングを可能にするコールモニタリング機能だ。

テレワーク中の新人が自宅から営業電話をかける際、上司や先輩に遠隔から会話内容をモニタリングしてもらうといった利用シーンを想定している。不適切な発言があったり、とまどっているような場合には、「口」をイメージしたアイコンをタップすると、リモートからアドバイスすることができる。そうした音声は先方には聞こえないようになっているため安心だという。

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