ユーザーの声に応えたPrimeプラン 閉域網内で完結できる機能も無償機能のみで自社のネットワークを管理している企業も多いが、今年4月から有償プラン「NetMeister Prime」の提供も始まった。
Primeでは管理できる親機(※)の台数が50台から2000台に拡張されたほか、コンフィグ切り替えやコマンドが一括で適応可能になるなど、「ユーザーから希望が多かった機能を反映しています。今後もローカルブレイクアウト機能強化など、順次追加していく予定です」(同社の長尾勇人氏)。
(※)NetMeisterをご利用いただくには、UNIVERGE IXシリーズ/WAシリーズなどの「親機」としての機能が搭載された機器が必要です。
(左から)NECプラットフォームズ アクセスソリューション事業部 ビジネス推進第二グループ 川下壮周氏、長尾勇人氏
特に注目したいのが「NGN閉域網コントロール機能」だ。NetMeisterは無償版でも、NTT東西が提供する「フレッツ 光ネクスト」の無料オプション「フレッツ・v6オプション」を活用することで、本社と拠点間をインターネットを介さずフレッツ網(NGN閉域網)内で接続し、高速VPNを無料で構築できる。
ただ、装置をクラウドで管理するには、本社のみISPと契約してインターネットからNetMeisterに接続し、拠点の各装置を本社経由で管理する構成が一般的。本社はインターネット接続が必須になるため、別途セキュリティを考慮する必要があった。それがこのPrime機能を利用すると、インターネットに接続されていないNGN閉域網内のすべての装置を、NetMeisterにより遠隔で管理することが可能になる(図表)。
図表 「NGN閉域網コントロール機能」のイメージ
NECプラットフォームズの直販サイトであるNetMeister Market(https://market.nw-meister.jp/)でNetMeister Primeは購入可能だが、NetMeister利用者向けにNetMeister Primeの3カ月無料トライアル機能も用意している。まずは気軽に試してみてはいかがだろうか。
<お問い合わせ先>
NECプラットフォームズ株式会社
URL:https://www.necplatforms.co.jp/product/netmeister/