ザイリンクスとNECは2021年9月24日、NECが2021年度下期に提供を開始する予定のグローバル展開向け次世代5G基地局無線装置(Radio Unit:RU)に、ザイリンクスの7nm Versal AIコアシリーズが採用されたことを発表した。
NECの最新の5G RUは、Massive MIMO技術とデジタル ビームフォーミング技術を組み合わせることで、広い帯域幅に対応し、より効率的な通信を可能にするとしている。グローバル市場をターゲットに設計された同RUは、Cバンドを含む幅広い5G周波数をサポートする。
これに採用されるザイリンクスのVersal AIコア シリーズ デバイスは、高度な信号処理とビームフォーミングを実現し、O-RAN機能も搭載。O-RANフロントホールインターフェイス仕様に準拠しているため、さまざまなベンダー製の装置と幅広い相互運用性を備え、オープンかつフレキシブルな5G RANの展開を可能にするとしている。