ソフトバンク、スマホのカメラで遠隔サポートを行える「visuamall VISUAL TALK」を提供開始

ソフトバンクは2021年9月29日、コンテンツ配信管理を行う法人向けクラウドサービス「visuamall(ビジュアモール)」に「visuamall VISUAL TALK」を追加し、提供開始すると発表した。

「VISUAL TALK」は、スマートフォンのカメラ映像を使って、遠隔地からリアルタイムのサポートを可能にするサービス。オペレーターが離れた場所にいるユーザーのスマホに指定のURLをSMSで送り、ユーザーはそのURLをタップするだけで、映像の共有と通話、チャット、ペンツールによる手書き機能を用いた直感的なコミュニケーションを開始することができる。

サービス提供イメージ

双方とも操作はすべてWebブラウザ上で行うため、専用アプリのインストールなどは不要。オペレーターから、ユーザーのスマホのカメラや音声のオン/オフ、ズーミング操作、映像の一時停止などの制御を行えるので、スマホに不慣れな場合でもスムーズなコミュニケーションを実現する。

新型コロナウイルスの影響により、様々な業界において非対面によるカスタマーケアなどが可能なソリューションへのニーズが高まっている。VISUAL TALKは、そうしたニーズの高まりを受けて開発された。具体的な活用例として、①製品購入後の顧客サポート、②リフォーム・引っ越しの見積もり、③損害保険の査定、④フィールドエンジニアサポート、⑤土木・建築業における現場との情報共有などを想定している。

例えば製品購入後の顧客サポートでは、音声に加えて映像も活用することで、顧客の状況を確実に把握することができる。ペンツールを使ったお絵かき機能により、正確に指示をすることも可能だ。

お絵かき機能で正確に指示することができる

また、リフォーム・引っ越しの見積もりでは、これまで問い合わせから現地訪問までリードタイムがあったが、VISUAL TALKを使えばすぐに現地の状況を確認できるので、移動にかかる時間やコストが削減される。コロナ禍で外部の人の家に入れたくないというニーズにも対応することができる。

料金プランは、「基本パッケージS」「基本パッケージM」「基本パッケージL」の3種類で、初期費用はいずれも3万3000円。最小プランの基本パッケージSの場合、利用ID数は3ID、ホスト役であるオペレーターが1カ月に送信可能なSMSは500通、通話ログや録画データ、画面キャプチャーなどのストレージは2GBで月額4万9500円となっている。

料金プランは3種類から選ぶことができる

なお、IDは複数のメンバーで使い回すことも可能。IDやSMS送信数、ストレージをそれぞれ増やせるオプションメニューも用意する。

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