米SolarWinds 代表取締役社長兼CEO スダカー・ラマクリシュナ氏
事業の現状について「Fortune 500の企業のうち498の企業が何らかの形で当社のソリューションを利用している。20以上の国に拠点があるグローバルカンパニーで、特許数も280以上に増えている」とラマクリシュナ氏は紹介した。
「オンプレミスとクラウドを問わず可視化できる。さらにデプロイをシンプル化することに成功し、俊敏に導入できる仕組み」がSolarWindsの強みだという。
※当初はパートナー数を280以上とした資料を掲載しておりましたが、資料が誤っており正しくは特許数が280以上でした。誤った情報を発信してしまい申し訳ありません。
さらにラマクリシュナ氏は、2022年中に「オブザーバビリティ・プラットフォーム(仮)」と題した新しいソリューションをローンチする予定だと発表した。
同社は現在、ネットワーク、システム、データベース、セキュリティ、アプリケーション、ITSM(ITサービス・マネジメント)などの各分野向けにモニタリングツールを提供しているが、これらを包括的に管理するソリューションだという。「インフラ全体を可視化することが可能になるだけでなく、設定・構築の自動化やユーザーへのアラート、自動復旧などの機能を実装する」とラマクリシュナ氏は強調した。
統合監視の仕組みとして同社はすでに「Orion Platform」を提供している。各インフラ監視ソリューションはOrion Platformから提供されることで、全てのデータを1つの画面から可視化することができる。新しいプラットフォームでは設定・構築から障害の復旧まで、あらゆるプロセスで自動化機能を提供することで、よりユーザーの生産性に寄与するとしている。「ユーザーが手動で実施する作業を自動化することで、設定ミスなどを事前に防ぐことも可能になる」
SolarWindsの既存ソリューションは2022年ローンチ予定のプラットフォームで統合できるようになる