働き方改革が進展しているのは、オフィスワークだけではない。電力やガス、水道業界での点検・メンテナンス、建設・通信業界での工事、製造業における生産ラインなど、いわゆる「現場」の働き方改革もコロナ禍によって急加速している。
オフィスの働き方改革の主軸はWeb会議等を利用したリモート化であるのに対して、現場の働き方改革の主軸はIoTを活用したリモート化だ。IoTの仕組みを使って、リモートから現場の点検、メンテナンス、制御などを行えるようにすることで、なるべく人が行かなくて済む現場が整備されつつある。
だが、IoTの活用にあたっては、「解決すべき課題がいろいろある」とNECネッツエスアイの堤和秀氏は語る。
NECネッツエスアイ株式会社 第一キャリアシステム事業部 堤和秀氏
例えばセキュリティである。通信路のセキュリティが確保されておらず、現場のセンシングデータが外部に漏れたら大変だ。
また、カメラを使ったIoTソリューションにおいて、映像などの大容量IoTデータをいかに安価かつ確実に送信するかも課題である。さらに、通信量は個々のIoT端末ごとにバラバラで、自社にピッタリの通信プランが見当たらないといった悩みも多い。
こうしたIoTの通信にまつわる様々な課題を解決できるソリューションが、NECネッツエスアイが提供する「ネッツワイヤレス」だ。
図表1 ネッツワイヤレスの特徴