NTT東日本、IoT機器等の閉域接続を容易化する「IPv6 ダイナミック DNS」を提供開始

NTT東日本は2021年7月1日、NGN網内で利用可能なダイナミックDNSサービス「IPv6 ダイナミック DNS」(以下、本サービス)の提供を開始した。ソフトイーサと共同開発した。

本サービスは、シンプルな機構を持つIoT機器などを閉域接続したいというニーズに対して開発し、提供するもので、ネットワーク機器管理が容易で特別な装置なしで閉域の拠点間通信を構築することが可能になる。

ユーザーは、本サービスを利用したうえでルーター機器やIoT機器等へ自身でドメインネームを設定することで、特別な装置を行うことなく、IPアドレスが変更されてもドメインネームを使った拠点間通信環境を構築、継続できる。申込から利用開始、利用開始後のドメインネームの管理までユーザー自身のオンライン操作で完結する。

発表によれば、遠隔地にあるIoT機器等がNGNから割り当てられたIPv6アドレスに接続する設定になっていると、割り当てIPアドレスが変更された場合、現地に赴いて設定変更をする必要があった。また、その機器に対して接続等を行っている他の機器に対して、変更後のIPv6アドレスを設定し直す必要があった。

本サービスの利用イメージ
本サービスの利用イメージ

本サービスを利用すると、遠隔地にある機器等に割り当てられたIPv6アドレスが変更された場合でも、予め設定したドメインネームに対して名前解決を行うことで、変更後のIPv6アドレスを取得することができる。そのため、本サービスの提供するドメインネームを使用して初期設定を済ませた機器等を遠隔地へ送りフレッツ光回線と接続するだけで、都度現地でNGNから割り当てられたIPv6アドレスを手動で確認、設定することなく、拠点間接続や集中管理等を実現することが可能となる。

利用料は、5ドメインネームまでの基本機能が月額550円(税込、以下同)、6ドメインネーム以上の場合は、5ドメインネームの利用ごとに月額550円がかかる。

NTT東日本のフレッツ光回線および同社より光アクセスサービス(フレッツ光)の提供をうけた事業者(光コラボレーション事業者)が提供する光回線で利用できる。

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